晴れた空の下 グラウンド付きの野原
不意に強い風が 花々を撫で付けた
動けない彼らが 踏み出せた一歩も
所詮風が止めば 終わってしまうもの
風向き一つで 運命は決まる
そうして巡り合えた
凛とした瞳
あどけない笑顔
静寂だけを残して
風は止んだ
花が誘う香りは 微かで細やか
不意にそよ風が 気付かせてくれたもの
止まらない僕らの時間 二人で過ごした日々は
たとえ風が止んでも 消えはしないもの
風向き一つで 世界は変わる
そうして過ごしている
明るく澄んだ声
温かく優しい言葉
今も胸に響いている
“今も元気だよ”
“なんとかやってるよ”
乗せる風もないけれど
花は天に向かって
今日も咲き誇る
それぞれの想いを胸に
生き続けている
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