昼前の公園から蝉の鳴く声がした
輪唱はない 号令のよう
夏が始まる
体育の後の古典のような気怠さ
部屋の窓のカーテンと影の
動き見てた
代わりのないことは
いつだって同じはずなのに
時計を見て慌てながら
胸の奥 弾んでいるの
夏の匂いは期待ばかり強いる
高い空 背伸びしたい気持ちで
底の高い新しいサンダルに足を通す
長い髪も蒸し暑くってもう
鬱陶しくなってきたけれど
あなたがもしも気に入るなら
ちょっとくらいいいよ 頑張るよ
アスファルトから出る 熱気を見てたじろぐ
転べないな 歩く人たちは
涼しい顔してる
体育の後の部活のような熱気
逆上せてたら 夏は終わる
そういうことね
代わりのないことは
いつだって同じはずだから
一瞬も大事にしようと
一人 決意固めたの
夏の匂いは教訓を迫る
同じ空 同じ道を歩く
違うのはサンダルぎこちない歩調くらい
長い髪は纏めたし
失敗の無いことを祈るだけ
あなたがもしも気に入るなら
それだけで良いよ 嬉しいよ
もしこの夏が終わるころ
私 暗い気持ちになっていたら
どうすれば良いんだろうな
不安が 頭をよぎる
夏の匂いは後押しばかりする
無責任に弾ませる
あなたがもし見てくれるなら
解ったよ いいよ 頑張るよ
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曲: http://www.nicovideo.jp/watch/sm18662588